この曲はビートルズがサイケデリック期に突入していく最初のアルバム、Rubber Soulの2曲目です。
シタールが入った浮遊感漂うサウンドや、不思議で意味深な歌詞が印象的です。
Rubber Soulが持つサイケな感じやそれまでのビートルズのアルバムとは全く違う感じというのはこの曲に集約されているのように思います。
そんな幻想的な雰囲気を纏うこの曲をソロウクレレにアレンジしました。
AメロのコードはずっとEをベースにしたもので、このワンコードとメロディーの対比がこの浮遊感を生んでいるのではないかと思います。
またAメロのミクソリディアンからサビのドリアンにズバッと変わるのも特徴です。
平たくいうと明るい音階から暗い音階にいきなりシフトするわけですがミクソリディアンは明るい雰囲気の音階ですがちょっと影があるというかブルーズ、またはインドっぽいエスニックな感じがします。
ドリアンは単なる暗い短調ではなく少しシャープでクールな音階です。
この音階の使い方、切り替えがこの曲にサイケな色彩感を与えているように思います。
原曲は様々な楽器が混ざり合い、カラフルな印象ですが、ソロウクレレというアコースティック楽器一本の演奏に置き換えると幽玄な雰囲気が出てきて、同じ「幻想的」でも雰囲気が異なってきますね。
その辺りもぜひお楽しみください！
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